夢の話

夢を見たので記しましょう。

わたしは廊下に立っていた。一人称視点、いつもの私の視点。歩き始めると、誰かとすれ違った。おそらく知らない人だったはずだが、顔にモヤがかかっていて思い出せない。歩いていると、玄関に出た。知らないはずの玄関から靴を取りだす。ふと天井を見上げようとするが、視点は変わらない。急に身体の自由が効かなくなった。ここで、私は夢だと気づいた。
目が覚めると畑にいた。暖かい。どうやら私は1人で農業体験のようなものに来たらしい。私を挟んで知らない人達が熱心に先生の話を聞いている。これもまた知らない先生だが、私はその人を先生と認識していた。ふと、左を見ると、嫌いな人が目に入った。嫌いと言うより会いたくなかった人間と言った方が正しい人。でも、誰かは分からない、でも本当に嫌いな人だった。嫌いな人の周りには高校時代の知り合いがいる。本当に知っている人だ。その人たちから、会いたくなった人間が誰かを理解した。でも、顔にはモヤがかかっていた。知り合いにバレたくなくて、俯いたまま畑を弄り始める。ミミズがでてきたが、無視する。隣で知らない人が悲鳴をあげた。うるさいな、そう感じて横を向いたら、嫌いな人と目があった気がした。
急いで、正面を向き直した。先生はまだよく分からない話をしている。また俯いて、再び正面を見ようとしたら向けない。ここでまだ夢の途中だと気づいた。見えてないはずの正面が見えた。嫌いな人はどこにも居なくて、同級生が前には立っていた。少し話した気がする。でも、内容は覚えていない。声が出ない。布団の上だ。友達がベットに座っている。無性に苛立って、いつの間にか持っていた包丁でそれを刺した。多分死んだ。キッチンまで歩くと、また友達。うしろから絞め殺す。夢だと気づく、モヤがかかった友達を殺したことが夢だとわかっていても怖くなった。誰かが玄関から入ってきて、床に穴が空く。突然、穴が空いた。落ちて死んだと理解する。何故か2人穴に落ちて死んだ。おそらく知らない人。
怖くなって、目を瞑ろうとした。どうにも、からだの自由が聞かない。夢であることをまた認識し直し、覚めないかな。そう思った時に、目が覚めた。朝の4時。エアコンの風と扇風機の風が当たっているのに背中には大量の汗をかいている。多分、他にも夢を見ていた。死んだ犬がでてたと思う。そう思いながら、トイレに立ち、冷蔵庫から水を取り出して飲んだ。

ここで夢から覚めた。朝の4:23。冷蔵庫の水は減っていない。夢の話。