残骸としつこさ

雨の降るクローゼットの記憶が昨日の調味料を話し始めた。iPadには残らないアザラシのぬいぐるみを逆さまにした時の燃え滓。どうも予定にはなかったらしい。塩を塗そう、きっとその方が綺麗だ。明かりが眩しくて、パスタを啜った。底に浮かんでいく上り棒は賞味期限切れ。香りが交差して、鍵が開いた。今日は調子が悪い。文が紡がれないことを嘆いている。嘆いている。懐かしい夢を見れば、貴方と生きていくことになる。幸せの形を壊しましょう?どうぞ、影を踏んでください。私はもう死ぬから。芳香剤は密かに盗まれた。階段を下りた若い女性は既に喪中。赤いサイレンと布切れを少し食べました。換気扇はいつも通り。足りないね。言葉通りに解釈された切り傷。美しくて泣いている。タオルケットは少しだけ窮屈だ。だから飛び降りた。飛び降りた。よく出来ているでしょう?自慢したのは蛙か。浮かんでは姿を見せている。彼は誰?ぼやけた空間に一人。あなたしか分からないの。私が時計を見れば良いの?カメレオンの中身はきっと幸せ。虹の色を奏でましょう。スーツケースに扉をつけてみた。小窓には鉛筆とダーツ。安心の木漏れ日がどうも肌をザワつかせる。チャイムがなった。笑みが隙間を埋めた。シャンプーとアヒルマッチングアプリ。君は経験と結びつく意識の彷徨いを。白い奥行と進む横幅。鍋は熱いから蛇口を捻ってよ。時計の針を虫が通り過ぎた。私はそのまま帰らない。永遠とはきっと長袖の上着。ああ、堪らないのは君が蛇になったから。イヤリングは控えて。戻らない熱を触れて嘆いた。ただの残骸を眺めては刺した。座礁した死体は吐き気を運んだ。蟻の蜜を吸えば良い。しかし飛んでみたい。彼は言い残したことを笑った。白い壁には電子レンジが棄てられていた。生暖かい君を見た。まとわりつく水道水。君ならわかるよ。先に寝るから今日は昨日と同じ話の続きをしてみたいな。鬱陶しさの欠片を集めてシチューを作りましょう。混ぜた中にロケットの部品。いるだけで良かったのに。