連用成分
・体言+連用助詞
・用言の連用形
・連用副詞
「が・を・に」の省略(格助詞の省略)
➪「無形化」
連用成分の中で、素材と連用展叙の職能が分かれているのは、「体言+連用助詞」のみ。
➪「無形化」の対象は、「体言+連用助詞のみ」
➪あと二つは分かれてないので出来ない
その他の連用助詞「と、へ、から、で……etc」
➪「無形化」しない
→そもそも何故「無形化」するのか
・花が咲く→この花咲くかしら
・桜の花→*桜花(複合語と見なさない場合)
→連体修飾の場合は「無形化」が起こらない事実
→連体修飾と連用修飾の差
→「統叙の職能」の有無
用言➫文中にて統叙の職能を託される
体言➫素材表示の職能のみ
・花が咲く
→連用展叙と統叙のふたつにより連用関係
→ひとつ無くなっても平気(無形化)
・桜の花
→統叙はないから、連体展叙なくなると困る
➪「無形化」出来る連用成分と連体成分の差
➪その他の「無形化」しない連用助詞の扱いは?
➫「有形無実化」の可能性
「有形無実化」
→外面的形態はある(無形化してない)が、その実質的な職能は失している
なんでそんなことが言えるの?
→連用成分のはずなのに、連体展叙の素材になっているから
・彼からのプレゼント
・彼女とのデート
・スキー場での出会い
……etc
連用助詞は、統叙の職能が存在するために連用展叙の職能を無実化してしまう
→そもそも、連用展叙なんていう職能を有するなんていう必要ないじゃん???
(途中投稿)
参考文献
渡辺実(1971)『国語構文論』