静けさと緩やか

ドレッシングが無くなる音が鳴り響いた。それは自由。エアコンの煙で目が覚める。深夜0時、予想通りのカーテンコール。ズボンの散らかりを眺めて笑った。鏡はベッドの恥を。バスタオルはタオルケットに成り代わる。きっとそれが幸せ。YouTubeの光は希望に添えない。十字架に刻んだ傷。絵にはならない。どんな話をしようか。バーチャルの時間をありがとう。枕に沁みた涼しさ。好きだと叫んだ。飲酒の中の揺れる微かさ。死んだ世界は何者か。陰を愛して。貴方の居ない君を憂いた。散りばめた空き缶。500mlの世界。素敵だとさめざめと苦しんだ。どうでもいいよ。空にあるはずの膿を。暗く切り取った三段ボックス。前には扇風機。髪の毛は掃除機に。炊飯器は直ぐに消えた。これで私は居なくなるからねと健康のためのサプライズ。流離う雪を儚く嘆いた。大盛りのチーズはアルコール度数をめぐっては争い合う。僕が居た世界は何者。観測された猫は魂を亡くした。アルミホイルの上の鴨。流し台には感情の起伏。雑な驚きを君に贈ろう。このままが良い。スイッチが壊れたネジの欠片。消え去ることは何も喜びを。